こんにちは、アディコムチーム・コラム編集長の中瀬です。
「トラック新法」の中で「適正原価」があります。これはもともとあった「標準的運賃」を改定し、車両サイズ・走行距離や経費などから適正原価を算出します。運送会社(実運送会社)はこれを100%で受領しなければいけない「義務」となります。(支払わない荷主なども指導の対象になるとのこと。)
その金額を受領し、賃金を適正に支払はなくては、運送会社は運送免許取り消しになってしまう法案になっています。国もだいぶ規制強化してきましたね。
トラック協会会長の話では、どのくらいの設定になるかコラムがありましたが、現行の標準的運賃額の95%を実運送会社が受領しなくてはいけないとのことです。現行標準的運賃の80%前後が今の実態とのことですが、15%ほど現行の運賃より上乗せになることになりますね。
ここでポイントは、現行の標準的運賃額の95%を受領しなくてはいけないのは、「実運送会社」です。1次請の会社がいるのであれば、さらに10%を乗じた金額を荷主に請求する形になります。多重構造であればもっとということですね。
・・・まさに戦々恐々。。。。国土交通省・トラック協会も待ったなしで、法案前までに執行する意気込みのようです。
当社は標準的運賃の70%も受領してないかも・・・当社比だと個建換算すれば420円/個~が適正運賃になりますね。
けどこれだけ受領できれば、会社財務、従業員待遇含め人手不足の解消。また新たな戦略も打てると思いますね。
片道便・往復便・個建運賃などいろいろ設定には問題や反論が出てくると思いますが、今後どうなっていくか注目です。軽貨物(個人事業主)の改正などもどうなっていくか注目ですね。
そして輸送料金が上がっていくことはもう避けられないでしょう。間違えなく上昇していきます。
今までのコストから、まさにプロフィットという戦略を荷主含め、運送会社も対応が急がれます。荷主(メーカー・卸し)などは、バリューチェーンの再構築を。運送会社等は選ばれるためデマンドチェーン的な企画提案をしていく必要があると考えます。荷主はロジスティクスを含めたフロントローディングの再構築をし、運送業はWMSのデータはもちろんエンドユーザーのニーズをフィードバックする仕組みや企業プロモーションの代行などが新たなサービスの立案が選ばれる企業になると考えられます。もちろん共同配送などの配送付加価値も必要です。昔のように「安くしますよ」という提案はできなくなりますね。適正原価を順守しなくては運送免許はく奪されてしまいますので。ただ運賃を安くするではなく、共同配送などで運行台数を削減するや、毎日配送ではなく配送日を調整するなどでコストを抑える必要があります。「毎日供給」ではなく、「必要な分を、必要な時、必要な日に。」という戦略も必要になってきますね。「置き配」など国土交通省が標準化しようとする動きはとても良いことと思います。ただ顧客など昔からの商習慣を壊すことはとても難しいですね。
これから考えられるチャンスは?
① 多重構造是正や、コスト抑制のため1次請・2次請契約が主流になる。
問題:今まで大手3PL・運送会社・利用貨物業が配送を担ってきたが、荷主側で配車管理を適切に行わなくてはならない。
チャンス:配車管理などの代行業務(請負)
② 物流子会社が増える。(内製する。)
問題:物流子会社の売却が主流だった企業が多く、ノウハウが空洞化している可能性が高い。
チャンス:コンサルティング業。
③ 物流子会社が増える。Part2
問題:一社単一配送では、コストは抑制できない。
チャンス:カテゴリ(同一商流)の物流請負。荷主間の共同配送は価格情報など機密情報の流出懸念などあるので、なかなか保守的。避止義務含めたセキュリティ強化できる外部物流会社が担う。
④ トラック新法に対応できない会社が増える。
問題:人手不足・財務問題・休眠・法律における免許取り消しなど廃業事業者が増える。
チャンス:M&Aによる規模の拡大。
⑤ 人材不足・ローカルエリアの配送網不足
問題:過疎地など物が届けられない可能性が出てくる。
チャンス:特定技能にて外国人ドライバー・荷役スタッフの登用・育成。
⑥ 配送クレーム
問題点:ドライバーの品格・品質などにおけるクレーム
チャンス:価格は上がるので、SQCD教育含め、マーケティング要素を持った新たな配送ラストワンマイルビジネス(例えば荷主のポスティング代行・ノベルティ・PR・見守りサービスなど)
考えればまだまだたくさん出てきますね。たくさんのチャンスが物流にはあると感じます。
また、法改正の問題もありますが、「物のライドシェア」など法案可決されれば面白いかもしれませんね。緑・黒ナンバーでなくては現在物を運べませんが、誰でも乗用車で運べればゲームチャンジャ―ですね。白タク・白トラ問題があるのでなかなか難しいと思いますが。
何より物流・ロジスティクスの概念は大きく変わっていきます。一度ゼロベースでフロントローディングしていくことが必要です。会社にとってロジスティクス戦略をどこまで効率化するか、当日配送・やり過ぎ付帯サービスなどどこまで実装するべきなのか、いろいろ企業体や戦略に合わせ、考え直すことも必要になったと考えられます。
荷主・運送会社はこれから切っても切れない戦略的パートナーです。荷主もコストコストで選ばれない会社になってはいけません。運送会社も無償の付帯サービスを提供するだけになってはいけません。
お互いがWINWINになるようトレードオフ現象を解消しながら、最終的にエンドユーザーが求めるものに標準を合わせ、ニューノーマルは何か戦略建てしていく。そしてエンドユーザーの顧客満足度をKGI(重要指標)とすることがこれからの荷主・運送会社において真の戦略的パートナーであると思います。
どんな会社でもそうですが、資本の大中小問わず選ばれなければ生き残れない時代ですね。
わたくし背筋を正し、日々日々選ばれるよう努力です!頑張りましょう!(^^)/
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